日曜の午後、久しぶりに食卓に家族4人が揃う。
食事を始める父と母と妹君。
いつも通りの家族の食事、そして世間話。
いつも通りの家族の食事、
でも、自分の隣に年末亡くなった父がいた。
父は母と共に世間話をしている。
いつも通りの家族の風景
これはもうないんだなぁと痛感
自分と同じく、これが夢だと判った妹君が、
わんわん泣き出した。
父母は、妹君を慰める。
そして、涙をこらえ、自分の部屋に閉じこもった。
そして、自分も子供みたいに、わんわん泣いた…。
夢に罪はなかった。ただ、夢から覚めた後、
僕らがいる現実の食卓には、きっと父はいないから。