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15年前の1/17の早朝。
東京に住んでいた自分は、いつも早く目を覚ました。
出社までは２時間以上ある。
テレビをつけると、大阪で地震があったらしい。
テレ朝の中継は「おはよう朝日です」を放送している日産ギャラリー。
ガラスが割れている。
う〜ん、大丈夫だと思うが、昼休みに電話してみよう。

15年前の1/17の早朝。
父は仕事に向うため、某駅にいた。
経験した事の無い大きな揺れの後、電車は止まった。
父は歩いて職場に向った。

15年前の1/17の早朝。
経験した事の無い大きな揺れの中、何故か母は人形のガラスケースを
落ちないように押さえていた。

15年前の1/17の昼前
社内でテレビを見ろ！を大きい声が上がる。
それは、「高速道路倒壊」の映像。
それを見るや、自分は会社を飛び出し、公衆電話から家に電話する…が、
夕方になるまで、家へ電話はつながらなかった。

いや、会社の電話は１週間、関西につながらなかった…。

14年前の1月
神戸の関係者から便りが来る。
店を再開した人、それが叶わなかった人、苦しいけど、生きてますよ…　
そんな彼らの行間の見える思いに、少し涙した。