ロッキー・ザ・ファイナル

最初から、ロッキーのテーマ。
しかし、ロッキーは今は亡きエイドリアンの影を追う寂しい状態。
特にスケートリンクのシーンは、「ロッキー」を観ていた人には
30年という年月の変わりように残酷さを感じるかもしれない。

それでも、変わらないものもある。

そして見えかくれする、２枚の鏡。
一つは、もちろん第１作の「ロッキー」。
そして、その映画で夢を手にしたシルベスター・スタローン。

本編のロッキーがリングに立つ理由のように、映画の前評判も
「なぜ、今さらロッキーなのか？」だった。

映像は冗長な部分もあれば、やや尺が欲しいなぁというところ
もあったけれど、若き日に「ロッキー」を観て「Gonna Fly Now」
を口ずさみフィラデルフィア美術館の階段のシーンを真似した
貴方に特に観てほしい。

一緒に行った友人が終わってから呟いた
「俺もがんばろ。」

あとエンディングが、なかなか。